私は、そんなコンサルをしている状況の中で職員や社員の目が「きらっ!」と光る場面が好きです。 問題解決ができた!とか物事がアドバイスによってうまくいった!といったその方々の表情が変わる時が好きなのです。 結局これはコンサルではなく「教育」なのです。
優れた方は、教育+コンサル的に問題解決手法を提示しています。 そのような技術を通じて皆の表情が変わっていくことは大好きです。 経営者がただ単に「金儲け」のことばかり考え、その技術を表層的に持ち帰るのは どうも気持ちが悪いし、納得がいかないです。
私が思うところと一致している考え方で「7つの習慣」著者の コヴィ博士はこのように述べています。
「・・・成功についての書物を200年分さかのぼってみると、その中に驚くべき傾向が隠されていることがわかった。 最近の50年間の成功に関する文献の内容は、自分自身の抱えていた問題や、仕事で接してきた人たちの心の痛みを考えると、それはその場しのぎの表面的で薄っぺらなものに過ぎないということだった。これらの文献は、成功するためのイメージの作り方、テクニック、 あるいは応急処置的な手法を説明しているだけだったのである。 鎮痛剤やバンドエイドのように上部の症状に対応し、その問題を解決しているかのように見えるが、それは一時的なものに過ぎず、その問題のもとにある慢性的な原因には全く触れていない。そのため、その問題が何度も再発することになるのだ。 こうしたアプローチを個性主義と呼ぶことにした。
その一方、初めの150年間の文献はそれとは著しく対照的なものであり、 人格主義と呼べるものであった。 これらの文献には、誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、忍耐、勤勉、節制、黄金律などが 成功の条件として取り上げられていた。 中でも、ベンジャミンフランクリンの自叙伝は代表的なものであり、 1人の人間がいくつかの原理原則を、自分自身の人格に深く、 内面化させようとする努力の物語であった。 この人格主義では、成功と言われるような人生には、その裏付けとなる原理原則があり、 その原則を体験し、人格に取り入れる以外に、人が真の成功を達成し 、継続的な幸福を手に入れる方法は無いと教えている・・・」
まさしく、その通りですが、日本にはそのような考えは、実際、昔から存在しています。二宮尊徳翁などは、その代表的な人物だと思います。その価値観に影響を受けた一人が渋沢栄一翁です。渋沢栄一を高く評価しているのは、経営の神様、マネジメントなる言葉を拡げたドラッカー氏です。その「本質」あるいは「原理原則」というものがあると感じますし、そのような偉人の間では共通するものがあるのでしょう。 私はそのようなことを形にする仕事をしていると言ってもいいと思います。
この度、オフィシャルサイトを開設致しました。私が代表を務める(一社)国際福祉医療経営者支援協会や(株)堀田慎一事務所の紹介というよりは様々な堀田の活動をご紹介する場として、また皆様にとって、有意義な情報をご提供する場として、情報発信をしていきたいと考えております。
皆様からのありがたいご意見や激励などをよくいただいています。これからの更なる活力にさせてもらっています。誠にありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。
1992年~2015年 株式会社日本経営にて取締役として勤務