職場には働く人が大事にしないといけないことがあります。
与えられた仕事を淡々とこなす、ということも大事なことです。しかし福祉・医療分野に携わる方々は、それだけではいけないのではないか、と私たちは考えるのです。
医療・介護・福祉業界においては、仕事や人生を有意義にするためにもあるべき姿、職業人として保有すべき価値観や考え方があるように思います。
しかし、職場においては毎日が忙しく目の前の仕事を処理することで精一杯の日々でありましょう。その実情はよくわかります。ただし、ご理解いただけると思いますが、そればかりでは新たな創造の芽を摘んでしまうことにもなりかねません。
少しの工夫をしていただきたいのです。
例えば・・・
・1回5分毎日継続して本小冊子を活用することを考えてみる
・朝礼で本小冊子を読む
・自宅で本小冊子を読む・・・・・・・・・・・等々。
小さな積み重ねが、長い年月を経るとそれが確実に職場の風土となり、文化となります。職場で一番難しいのは、良き風土や文化を作り、さらにはそれらを未来永劫維持・成長させていくことです。その小さな一歩のお手伝いを、我々は本小冊子を通じてすすめていきたいと考えております。どうぞご意見のほどよろしくお願い申し上げます。
本冊子デイリーレポートは、堀田慎一が非常勤講師を務めておりました、大阪市立大学大学院の卒業生でMBAを保有する福祉や医療の仕事に携わる方々にご協力をいただいております。執筆者である方々の職種・役職は、事務長・施設長・病棟師長・事務経営・感染管理看護師・薬剤師・臨床工学技士・作業療法士・障害者施設経営者・管理栄養士・看護師長など様々です。それぞれの経験、視点から感じたことや現場の声等をデイリーレポートとしてお届けしてまいりますので、皆様の職場でご活用いただけたら幸いと存じます。